高度な設定

 「サービスとしてのWindows」という戦略を推進しているMicrosoftが、また新たなアイデアを導入する。

   Microsoftは米国時間4月24日、「Windows 10」の累積アップデートの回数を、まずは「Creators Update」(「Windows 10 1703」)から、月1~2回増やす計画をブログで発表した。こうした累積アップデートはセキュリティ修正を含まないため、「System Center Configuration Manager」や「Windows Server Update Services」(WSUS)では「Update」(アップデート)に分類されるという。また同社は、「セキュリティ関連ではないもののより緊急性の高い問題に対処する修正を、『Critical Update』(緊急アップデート)としてリリースする場合もあり得る」としている。

   このブログ記事によると、「Windows Update for Business」を使用しており、品質アップデートの延期を設定しているデバイスには、こういった新たなアップデートや緊急アップデートはインストールされないという。

   Microsoftによると、今回新たに非セキュリティ関連のアップデートを追加することで、管理者にいくつかの選択肢がもたらされるという。まず、こういったアップデートを「Update Tuesday」と同様にリリース時点で配備するという選択肢だ。次に、該当アップデートが後続のUpdate Tuesdayで累積アップデートに含められる前に、一部のデバイスのみに配備してテストを実施したり、問題が発生しているデバイスのみに配備するという選択肢だ。そして、これらのアップデートは後続のUpdate Tuesdayの累積アップデートに含まれるため、リリース時点では一切配備しないという選択肢だ。

    この投稿を読む限り、セキュリティ関連の修正と非セキュリティ関連の修正の双方を含む累積アップデートであるUpdate Tuesdayは、Windows 10で提供され続けると判断できる(この点をMicrosoftに確認しているところだが、まだ回答は得られていない)。セキュリティ関連と非セキュリティ関連双方の修正が含まれるこれら累積アップデートは、Configuration ManagerとWSUSでは「Security Update」(セキュリテイアップデート)として扱われる。

   同社が非セキュリティ関連の修正を新たなアップデートとして追加する本当の理由は、筆者も完全に把握できていない。ただ、同社は「柔軟性を高めるため」としている。

   同社は、セキュリティアップデートと非セキュリティアップデートを区別するパッチのロールアップシステムを「Windows 7」と「Windows 8.1」「Windows Server 2008」「Windows Server 2012」が稼働するマシン向けに既に導入している。

   なおこれに関連する話として、同社は2017年5月9日以降、Windows 10の初代リリース(すなわち2015年7月にリリースした「Version 1507」)のアップデートを行わないという点に留意しておく必要がある。

 

 

 

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Word/ワードパッドのゼロデイ脆弱性を悪用するメール80万通、セキュリティパッチの早期適用を

4月11日に配信開始 「Windows 10 Creators Update」でPCはこう変わる

トレンドマイクロ株式会社は13日、「CVE-2017-0199」の脆弱性を悪用する.RTF(リッチテキスト)ファイルが添付されたメールが4月10日から12日にかけて80万通以上送信されたとして、注意を喚起している。

トレンドマイクロでは、同社運営の「Smart Protection Network(SPN)」で、主に欧州を中心にメールを観測。オンラインバンキングを狙う詐欺ツールの一種「DRIDEX」を拡散させる目的だったことを確認しているという。ただし、4月12日に入り、メールの数は激減しており、日本国内での観測も確認されていない。

しかし、トレンドマイクロでは、「すでにばらまき型の攻撃が発生している以上、いつ日本を対象に入れた脆弱性攻撃が発生してもおかしくない状況」として、Microsoftが12日より提供しているセキュリティ更新プログラムを早期に適用することを促している。

CVE-2017-0199は、「Word 2016/2013/2010/2007」と、Windows 7/Vista、Windows Server 2012/2008 R2/2008の「ワードパッド」における脆弱性。Microsoft OLE2Linkオブジェクトの処理においては、リモートのサーバー上にあるリソースが、サーバーが提示する「MIME type」に従って処理される。この挙動の悪用を目的として特別に細工されたファイルを開くことで、リモートから任意のコードが実行される可能性がある。

観測されている攻撃では、Wordの.docファイルに偽装した.RTFファイルを開くと、リモートサーバーに接続し、「mshta.exe」が関連付けられた「application/hta」のMIME typeにより、細工された.HTA(HTMLアプリケーション)ファイルを取得。このHTAファイルに含まれるVBScriptがDRIDEXをダウンロードする。

米FireEyeによれば、1月には監視用マルウェア「FinSpy」、3月にはボット型マルウェア「Latentbot」をリモートからインストールするために、この脆弱性が悪用されていたという。また、4月7日以降にはトレンドマイクロ同様、DRIDEXの拡散を確認したという。

MicrosoftでもCVE-2017-0199について「悪用の事実を確認済み」と公表、セキュリティ更新プログラムの早期適用を推奨している。また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)や一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)でも、注意喚起を行っている。

 

 

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4月11日に配信開始 「Windows 10 Creators Update」でPCはこう変わる

「Windows 10」最新プレビュー、ストア以外からのアプリを拒否する選択が可能に

Windows 10の大型アップデート「Creators Update」が、2017年4月11日に一般ユーザーへ配信される。前回までの大型アップデートと同様、4月11日から順次配信が行われるため、実際にユーザーの手元へCreators Updateの更新案内が届くまで、多少のタイムラグがあることに注意したい。

いち早くCreators Updateを利用したい場合、ユーザーが手動操作で「Update Assistant」をダウンロードしてインストールすることも可能だ。ただし、手動操作でアップデートできたとしても、そのデバイスのメーカーによる検証は完了しておらず、動作に不具合を抱えている可能性もある。この辺りは自己責任だ。

今回は一般向けの配信開始に伴い、2016年夏から開発が続いてきたCreators Updateの新機能や変更点をまとめる。

●3D環境の「Windows Mixed Reality」に対応

今現在のユーザーにはほとんど関係しないが、近い将来重要になるCreators Update最大の特徴がある。それは「Windows Mixed Reality」に対応することだ。

Windows Mixed Realityはかつて「Windows Holographic」という名称で呼ばれていたもので、2016年8月に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたIntelの開発者向けイベント「Intel Developers Forum(IDF)」で初めて発表された。

Microsoftは3Dの世界を展開するにあたって、「Virtual Reality:VR(仮想現実)」と「Augmented Reality:AR(拡張現実)」の中間にあたる「Mixed Reality:MR(複合現実)」を提唱している。このコンセプトを実現するデバイスとして、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で現実空間に3Dグラフィックスを重ねて映し出すことで、ユーザーに新しいMRの体験を提供する「Microsoft HoloLens」を発売した。

HoloLensそのものはHMD内部にWindows PCに相当する機能を内蔵した「スタンドアロン」で動作するデバイスであり、この点がエンドユーザー向けに販売されているVR HMD製品(ハイスペックなPCや据え置きゲーム機に接続して利用)と大きく異なる。別途PCにケーブルをつなぐ必要がなく、スタンドアロンで動作するのは大きなメリットだが、現状では動作時間が短いという難点もある。

また、HoloLensはデバイス単体で30万円以上と高価だ。こうした特徴から、MicrosoftはHoloLensを開発用デバイス兼特定用途向けデバイスと位置付け、同社が提唱するMRの世界の拡大とプロモーション的な役割を持たせることにした。

一方で、VRを実現するデバイスとしては、現在Facebook傘下にあるOculusの「Oculus Rift」を皮切りに、スマートフォンをVR HMDとして利用できるSamsungの「Gear VR」やGoogleの「Daydream」、ソニー(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の「PlayStation VR」など、一般ユーザーが10万円以下ないしはそれこそ数万円程度の投資で手軽にVRの世界を楽しめる環境が整いつつある。

こうしたVR HMDのトレンドに対するMicrosoftの回答がWindows Mixed Realityであり、メインストリームクラスのPCと最低価格299ドルのWindows Mixed Reality対応HMDを組み合わせることで、低予算でVRもしくはMRの世界を楽しめるようになるという。

このWindows Mixed Realityを楽しむための必要条件が「Windows 10がCreators Update以降のバージョンであること」となる。Windows Mixed Reality対応デバイスの登場は2017年前半を見込んでおり、この時点で利用可能なWindows 10の最新版であるCreators Updateを導入しておく必要があるということだ。

注意点としては、Windows Mixed Realityを利用するうえでのPCハードウェアの最低スペック要件が、当初Microsoftが提示していたものから上がっていることが挙げられる。下記は2016年11月にWindows Insider Programで配信された「Build 14971」で「Windows Holographic First Run」アプリを実行した際に表示されるスペックだ。

・CPU:4コア以上
・メモリ:4GB
・GPU:DirectX 12以降対応
・USB:3.0以上を推奨
・空きストレージ容量:1GB

これが2016年12月に中国の深センで開催された開発者向けイベント「WinHEC 2016 Shenzhen」では、より詳細に表記されたうえで変更が加えられている。特に注目点はメモリ容量とストレージの空き容量が増えたことで、プロセッサも比較的最新のもの(Skylake以降)が推奨されている。

・CPU(ノートPC):Hyper-Threading対応デュアルコアIntel Mobile Core i5(6200Uなど)、AMD Mobile CPU
・CPU(デスクトップPC):Hyper-Threading対応デュアルコアIntel Desktop Core i3(6100など)、AMD FX4350 Quad-Core相当
・メモリ:8GB
・GPU(ノートPC):NVIDIA GTX 965M、AMD RX 460(2GB)またはDX12対応以上のGPU
・GPU(デスクトップPC):NVIDIA GTX 960/1050、AMD Radeon RX 460(2GB)相当以上
・接続性:HDMI 1.4 for 60Hz HMDまたはHDMI 2.0/DisplayPort for 90Hz HMD
・USB:USB 3.0 Type-AまたはDisplayPort Alternate Mode対応のUSB 3.1 Type-C
・空きストレージ容量:10GB
・Bluetooth:Bluetooth 4.0(アクセサリー用)

なお、これらはあくまで現時点でのスペック要件にすぎず、実際にWindows Mixed Reality対応デバイス(VR HMD)と、これらの利用を想定した2017年後半のホリデーシーズン商戦(年末商戦)向けに投入されるメーカー製PCでは、「よりモダンな構成」が推奨されている。

具体的には、内蔵GPUの性能が強化されたIntelのKaby Lakeプロセッサ(第7世代Core)を推奨しているほか、内蔵GPUのIntel HD Graphics 620(GT2)とそれで要求されるデュアルチャンネルメモリの対応など、外部GPUを必要としない構成が示されている。

恐らくコスト的には2017年ホリデーシーズン商戦向けモデルのほうが安く、「Windows Mixed Realityをより多くのPCに広げたい」というMicrosoftの考えを反映したものとなっている。

なお、新デバイス対応という点では「USB Audio Class 2.0」もCreators Updateでサポートした。

従来のUSB Audio Class 1.0は96kHz/24ビットのステレオ音声に対応していたが、USB Audio Class 2.0は192kHz/24ビットやハイレゾマルチチャンネル音声に対応する。つまり、最近のUSB DACなどが対応するUSB Audio Class 2.0が、OS標準のドライバでサポートされるというわけだ。

●OS標準のペイントアプリが3D対応

ここまでは主に「コンテンツを楽しむ」うえでのWindows Mixed Realityの機能だが、Creators Updateでは「作る楽しみ」を強化する仕組みも備えている。それが同アップデートで標準搭載される「ペイント3D」だ。

ペイント3Dは、長らくWindows標準のペイントツールとして提供されてきた「ペイント」を置き換えるアプリとなる。マウスに加えて、ペンやタッチパネルの操作で、簡単に3Dオブジェクトの描画や加工が可能だ。Microsoftは、作成した3Dコンテンツをオンラインで共有できるコミュニティー「Remix 3D」を用意している。

また、ペイント3Dで作成した3Dコンテンツは他のツールでも活用でき、PowerPointの資料に貼り付けて動かして見せたり、FacebookなどのSNSで拡散したりといった機能にも対応する。もちろん、Windows Mixed Reality対応デバイスで体験することもできる。

実際に使ってみると分かるが、ペイント3Dは従来のペイントとは全く異なる操作感になっている。最初は操作に戸惑うかもしれないが、単純にペイントアプリとして2Dの加工を行うぶんにはそれほど複雑な操作を要求されない。3Dオブジェクトの扱いはそれなりに習熟が必要だが、サンプルが幾つか用意されているほか、Remix 3Dからダウンロードして加工できるので、操作のハードルは以前より下がっている。

今後、Windows Mixed Reality対応デバイスの正式リリースを経て、3Dオブジェクトや空間加工が可能なアプリが多数登場してくるだろう。

●ゲーム対応の強化

Creators Updateではゲーム対応が強化された。主なポイントは2つあり、1つは「ゲームストリーミング」を想定した機能の導入と強化で、もう1つが「ゲームモード」だ。

昨今はゲームの楽しみ方として、他人のプレイ動画を視聴して楽しんだり、あるいは自身のプレイ動画を共有して他人に楽しんでもらったり、といった仕組みが広がっている。特にFPS(First Person Shooter)と呼ばれる本人視点で進行するアクションゲームでは、プレイ画面だけでなくプレイヤー本人を含む風景を中継して遊ぶ「Twitch」のようなサービスが人気を博している状況だ。

Microsoftは「Beam」というゲーム中継サービスを傘下に収めており、このBeamを使ってゲーム配信や共有を行う仕組みがCreators Updateには実装されている。

Windows 10の「設定」アプリの中にXboxアイコンの「ゲーム」という項目が追加され、ここでゲーム関連の設定がまとめて行える。「ゲームバー」の機能を有効にすると、ゲームプレイの録画や配信といった操作を行うゲームバーが「Windows」+「G」のショートカットキーで呼び出せるようになり、Windowsの標準機能としてBeamによるライブ配信が利用可能だ。

このゲームバーとともに実装されたのが「ゲームモード」だ。

ハードウェアのパフォーマンスをギリギリまで利用できるゲーム専用機などとは異なり、PCは汎用(はんよう)アプリケーションの動作を想定したマルチタスク動作のシステムとなる。そのため、ゲームの動作に必要な性能を必ずしも最適な形で提供できるわけではない。そこでゲームモードでは機能が有効化されると、必要なリソースをゲームの動作に割り振る形で最適化を行い、スムーズで快適なゲームプレイ環境を提供する。

Win32とUWP(Universal Windows Platform)の両タイプのゲームアプリをサポートする一方で、機能が有効なのはMicrosoftが対応を表明しているゲームに限られる。これはゲームごとのカスタム設定があらかじめプリセットで提供されており、これを順次切り替える方式を採用しているためとみられる。

今後も対応タイトルを順次増やす意向をMicrosoftでは表明しているが、当面は比較的メジャータイトル中心の機能となりそうだ。

MicrosoftのCreators Update紹介ページでフィーチャーされているのは以上で、これだけを見ると小規模なアップデートに思えるかもしれない。

しかし、実際には細かな改良点が多く盛り込まれている。今回はその中でも特に一般ユーザーに重要な改良点や変更点を紹介していく。

●拡張機能に対応したEdgeブラウザ

Internet Explorerに代わり、Windows 10の標準ブラウザとして登場した「Microsoft Edge」だが、前回の大型アップデート「Anniversary Update」では「拡張機能(Extensions)」をサポートしたことがトピックだった。これにより、Google Chromeなどの競合ブラウザに機能面でようやく並ぶレベルに近づいたのだ。

もっとも、Edgeブラウザそのものは今回のCreators Updateのような大規模アップデートを導入しなくても、機能の拡張や改良が続けられており、これら成果はEdgeの公式ページや公式ブログで適時報告されている。

Anniversary UpdateからCreators Update配信開始までの約半年間で、一般ユーザーに影響を与える大きな変更点としては次の3点がある。

・FlashコンテンツのClick-to-Run対応が標準に
・Payment Request APIの実装
・EPUBファイル表示に対応

Edgeブラウザは既にAnniversary Updateの時点で「一部サイト以外ではFlashコンテンツを許可がない限り実行しない」という変更が加えられていた。

Creators Updateではこれをさらに強化して「デフォルトでFlashコンテンツをブロック」するようになっている。Flashコンテンツがブロックされたことはブラウザ上で通知され、許可がない限りは実行だけでなくコンテンツのロードそのものが行われない。これにより、モバイル利用では貴重なネットワーク帯域やバッテリー消費を節減できる。

Payment Request APIは、Webブラウザ経由でオンライン決済を行う仕組みだ。いわゆる「モバイルウォレット」に登録されたカード情報での決済を簡単に実装できるようになる。PayPalが提供しているような機能を標準実装したと思えば分かりやすいだろう。Appleは新型のTouch Bar付き「MacBook Pro」で同様の仕組みを導入しており、Apple Payのブラウザ決済の仕組みがWindows 10 PCでも広く利用できるようになる。

Edgeブラウザは電子書籍に使われるEPUBファイルもサポートした。EPUB形式におけるデフォルトのファイル関連付け先がEdgeとなり、ファイルをダブルクリックするとEdge上でEPUBファイルを閲覧可能だ。音声での読み上げ機能も利用できる。

DRMなどの著作権保護機能がかかったファイルの扱いは難しいものの、青空文庫やProject Gutenbergなど著作権フリーのEPUBファイルを配布しているサイトなどを活用すれば、さまざまな関連書籍をダウンロードしてそのままEdge上で閲覧できる。標準的なEPUBファイルであれば簡単に開けるので、簡易ビュワーとしても重宝しそうだ。

細かな操作の改善では、開いているタブを保存する機能も追加された。この機能を使えば、タブを閉じてしまっても、後から復元できる。

セキュリティの面では、サンドボックスの強化により悪意あるコード実行などの脆弱(ぜいじゃく)性を低減させている。

●セットアップの利便性を向上

新規にCreators Update以降のWindows 10搭載PCを導入したユーザーでなければ縁遠い話だが、「Windows 10にようこそ!」でおなじみの「OOBE(Out-of-box Experience)」が大きく変化しているのもCreators Updateの特徴だ。OOBEとはその名の通り、ユーザーがPCを箱から取り出したばかりの状態で提供される体験のことを指す。

セットアップに関するフローが大きく変化しているほか、各種プライバシー設定をこのOOBE画面で行えるなど、「先に適当に項目を選択しておいて、後でWindows利用開始後に細かく設定を変更する」といったことをしなくても、ある程度必要な設定を済ませてしまえる点が大きい。

またセットアップについてもCortanaの音声ガイドが導入されており、音声コマンドによる対話インタフェースでの設定も可能だ。一説によれば、これは従来のPCユーザーだけでなく、今後Windowsを採用するさまざまなデバイスの利用を想定し、MicrosoftがOOBEのユーザー体験を大きく変えていこうとしている現れだといい、その将来が非常に楽しみでもある。

●プライバシー設定の透明化

2015年7月にWindows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードが開始されたとき、旧OSを使い続けるユーザーはその理由として「アップグレードで動かなくなるソフトウェアやハードウェアがあること」や、「既に現状の組み合わせで満足しているので、アップグレードが面倒」といった事情を挙げていた。

さらに、「Windows 10にはプライバシー上の懸念があるから」といった声も少なくなかったのを記憶している。Windows 10はユーザーやマシンの行動データを過剰に収集している傾向があるといい、これらを設定アプリで可能な限りオフにすることを推奨する記事が同OSのリリース初期には多く出回っていた。

これに対し、Windowsの開発責任者であるテリー・マイヤーソン氏は、自らWindowsの公式ブログでCreators Updateにおける「プライバシー設定の透明化」を約束している。

実際にCreators Updateではユーザー個人の行動に関わる情報の収集について、オンとオフを一律制御できるページが設定アプリに用意され、大幅にシンプル化と透明化が図られた。前述した通り、OOBEのタイミングでこの設定を変更することも可能で、MicrosoftとしてはWindows 10でのプライバシー上の懸念に大きな関心を持っていることを示す狙いがある。

この設定のシンプル化は、Creators Updateの正式リリース前に開発中のWindows 10 Insider Previewビルドに組み込まれ、Windows Insider Programの参加者はいち早く試すことが可能だったが、同時にある懸念も呼び起こすこととなった。

位置情報など多くのプライバシーオプションは「オフ」とすることが可能なのに対し、マシンの診断(Diagnostics)については「完全(Full)」から「基本(Basic)」へと変更することしかできない。つまり「全部ではないが一部の情報は収集する」ということで、この「一部」が何を意味するのかが分からず、「ユーザーが抱いている本来の疑問に答えていない」という批判が生じたのだ。

MicrosoftはWindowsの稼働情報を収集し、製品の改善や次期製品の開発に応用する「テレメトリー(Telemetry)」という手法を以前から用いており、今回もその一環と考えられているが、Basicの中身については謎に包まれていた。

この疑問に回答すべく、米Microsoftのブライアン・リッチ氏はTechNetの投稿でDiagnosticsで収集されるデータの一覧と、Creators Updateで設定をBasicにした場合に収集されるデータの詳細を公開した。

かなりの情報量があるため読み込むのには時間がかかるが、基本的にはマシンクラッシュなどのイベントにおけるマシンの状態情報を取得し、その原因を特定するためにMicrosoftに送信が行われていると考えてよいだろう。

●導入するアプリをWindowsストア経由に制限可能

Microsoftが大きくフィーチャーしていないものの、多くのユーザーにとって影響を与えそうなCreators Updateでの変更点がこれだ。

Creators Updateでは、Windows 10でインストール可能なアプリを「Windowsストア経由のみ」に制限することが可能なオプションを用意しており、事実上旧来のWin32ベースのアプリケーションの導入と実行を遮断できる。

これには「MicrosoftがUWP+Windowsストア環境へ強引に移行を誘導している」という意見もあるが、筆者としては「セキュリティ強化」と「パフォーマンス維持」の側面が強いとみている。

例えば、旧来のWin32アプリケーションではマルウェアが侵入を試みるというリスクもある。またWin32アプリケーションはレジストリやストレージ容量を消費してOSそのものを肥大化させることがあり、これは「ブロートウェア(Bloatware)」と呼ばれてWindows固有の欠点とされる。

UWPではアプリ間で共有されるレジストリのようなものはなく、動作はUWPアプリのパッケージ内で完結するようにできているため、パッケージさえ削除すればOSをクリーンな状態に戻せるメリットがある。

一部のユーザーを除き、こうした設定を有効化しておくことで(デフォルトは無効になっている)、セキュリティやパフォーマンスの面でWindows 10を快適に利用できるようになるという考えなのだろう。

●Windows Update後の自動再起動も抑制可能に

Windows 10で悪名高い仕組みとしては、「Windows Update後の自動再起動」が挙げられるが、この仕様も一部変更された。

一般ユーザー向けのWindows 10 HomeではWindows Updateの自動更新および再起動が自動で行われ、手動設定ができない。自動再起動を行わない「アクティブ時間」の設定も可能だが、時間外ではPCの動作状況に関わらず再起動が実行されてしまう。

例えば、アクティブ時間を昼間に設定していても、夜中にPCを使うときだってあるだろう。しかし、アプリやファイルが動作していても、ちょっと離席した隙にWindows Update後の再起動が行われ、肝心なタイミングでWindowsがしばらくの間操作不能になったり、作業中のファイルが消えてしまったりすることがある。

最悪のケースでは、アップデートと手持ちのデバイス環境の相性が悪く、マシンそのものが操作不能になったり、ネットワーク接続など特定の機能が利用できなくなったり、といったトラブルも発生してしまう。

実際、Creators Updateの提供直前に、米国でMicrosoftを相手にアップデート問題の集団訴訟が起こっており、多くのユーザーの関心事であるのは間違いない。

こうした問題に対して、Creators Upadteでは、アップデート中にフロントエンド作業のパフォーマンスに極力影響を与えない仕組みが導入されているほか、可能な限り再起動の回数を減らす工夫が凝らされている。

不評だった「勝手に再起動」は事前通知制となり、アップデートの準備ができた段階で「すぐに再起動」「再起動時間を指定」「インストール作業そのものを3日間停止(Snooze)」のいずれかのオプションを選択できるようになった。

●Windows 8から引き継いだ操作系が消え去る

UI(User Interface)や操作の面でも細かな変更がある。Creators Updateで最も特徴的なのは、Windows 8のタイミングで導入されたUIや新機能がほぼ一掃され、「Windows 8らしさ」のようなものが事実上、Windows 10から消え去った点だ。

典型的なものが「Windows」+「C」のショートカットで、Windows 8であれば「Charm(チャーム)」メニューを呼び出すという同OSの象徴的な仕様だったものが、Creators Updateでは「Cortanaを呼び出す」に変更された。Windows 10を象徴するショートカットに切り替わったというわけだ。

また、アプリ間でデータを共有する「共有(Share)」メニューは、対応アプリがダイアログの一覧形式で表示される新しいUIに変化している。共有アイコンの形状もWindows 8時代のものから刷新されており、これまでのWindows 10でも数少なくなっていたWindows 8の名残が消えている。

UI面ではピクチャーインピクチャーを実現する「Compact Overlay」や、ペアリングしたスマートフォンなど他のモバイルデバイスを組み合わせて離席状態を感知してPCを自動ロックする「Dynamic Lock」など、目新しい機能も導入されている。また、高DPIのサポートが改善され、高DPIを想定していない古いアプリケーションも滑らかに表示可能だ。

●CUIツールはコマンドプロンプトからPowerShellへ

CUI(Character User Interface)はPowerShell」がデフォルトのコマンドラインツールとなり、「コマンドプロンプト」から切り替わった。「Windows」+「X」などのメニューで呼び出せるツールもPowerShellに変更されている。

PowerShellはUNIX系のシェルスクリプトの機能を意識したツールとして開発され、パイプラインを含む高度な処理系が利用可能な管理者向けのシェルだ。オープンソースとしてのライセンスも行われており、Windows以外のOSでも利用できる。

従来のコマンドプロンプトも引き続き利用が可能だが、Cortanaの窓で「cmd」を実行するか、あるいはスタートメニューにショートカットを作成する必要があり、あくまでサブ的な扱いとなった。

●大型アップデートの負荷を減らす「UUP」

最後に、現時点では意味をもたないものの、Creators Updateの次に予定されているWindows 10の大型アップデート「Redstone 3(RS3)」で注目すべき機能に「Unified Update Platform(UUP)」がある。

これは従来の大型アップデートがWindows 10本来のOSサイズ(3~4GB)の容量でインターネットから降ってくるという、ネットワーク的に非常に優しくない仕様になっているものが、最大3分の1程度(Microsoftによれば約35%)までサイズが縮小されるものだ。UUPが更新に必要なファイルのみを認識してダウンロードサイズを大幅に圧縮する。より短時間でダウンロードが終了し、ネットワークの負荷も減るだろう。

これまで、Windows 10の大型アップデートでは大容量データのダウンロードが同時期に発生することから、ユーザーやデバイスごとに「アップデートが利用可能になるタイミングをずらす」という仕組みを採用していた。しかし、UUP採用後のRS3は負荷が大幅に軽減されるため、こうしたラグは発生しにくくなるだろう。また、より短時間でダウンロードが終了することも期待できる。

実際、週に1~2回程度の間隔で大規模なアップデートがやってくるWindows Insider ProgramのFast Ringでは、このUUPを通じてユーザーによって個人差はあるものの、1GB程度までダウンロードサイズを縮小することに成功しており、その効果を証明している。

RS3は2017年秋に配信される見込みだ。

 

 

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Windows 10のバージョンを「固定」する方法

Windows 10は、毎月の定例および随時提供される「品質更新プログラム」によるリビジョンの更新と、年に複数回(これまでは2回/年のペース)の「機能更新プログラム」によるビルド(バージョン)の更新が継続的に行われます。テストや動作検証のために、特定のWindows 10の環境を永久に維持したいという場合もあるはずです。今回は、そんなときに役に立つ、Windows 10を特定のバージョンに固定する方法を紹介します。


「Windows as a Service(サービスとしてのWindows)」という概念に基づいて提供されるWindows 10は、常に最低でも2つのバージョンがサポート対象になります。Homeを除くエディションは、既定の「Current Branch(CB)」から「Current Branch for Business(CBB)」に変更することで、機能更新プログラム(バージョン1511までの旧称は「機能アップグレード」)のインストールを延期して、新しいバージョンへのアップグレードを約4カ月遅らせることができます。

また、Windows 10 November Update以降は「Windows Update for Business」のポリシーを構成して、さらにアップグレードを延期することが可能です。しかし、Microsoft Updateから直接更新するように構成されている場合、いずれは自動的に最新バージョンにアップグレードされます。

2017年3月末時点では、次の3つのバージョンがサポートされます。

通称 / バージョン / ビルド番号.リビジョン番号 / CB向けリリース / CBB向けリリース
Windows 10初期リリース / 1507 / 10240.17319 / 2015年7月 / 2015年7月
Windows 10 November Update / 1511 / 10586.839 / 2015年11月 / 2016年4月
Windows 10 Anniversary Update / 1607 / 14393.969 / 2016年8月 / 2017年11月


間もなく「Windows 10 Creators Update(バージョン1703)」がCBに対してリリースされます。

一方、Windows 10初期リリース(バージョン1507)のサポートが「2017年5月」までに終了する予定です。Windows 10初期リリース(バージョン1507)のサポートは当初「2017年3月」に終了する予定でしたが、2017年2月初めに5月まで延長されることが発表されました。

Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607)のCBB向けリリースから既に数カ月が経過しているため、2017年3月時点でWindows 10初期リリース(バージョン1507)やWindows 10 November Update(バージョン1511)を新規インストールまたはアップグレードインストールすると、初回(または早い段階)のWindows UpdateでWindows 10 Anniversary Update(バージョン1607)が検出され、アップグレードが始まってしまうでしょう(画面1)。

Windows 10 HomeはCBのみで提供されます。Windows 10 Pro、Enterprise、Educationは、既定はCBですが、CBBに変更可能です。この他、ボリュームライセンスを通じて、新機能が追加提供されない固定化バージョンである「Long Term Services Branch(LTSB)」があります。こちらは、これまで年に1回のペースで「Windows 10 Enterprise 2015 LTSB(ビルド10240版)」と「Windows 10 Enterprise 2016 LTSB(ビルド1607版)」がリリースされており、最低10年の長期にわたって品質更新プログラムのサポートが提供されます(2015 LTSBは2025年10月14日まで、2016 LTSBは2026年10月13日まで)。

●テスト、検証のためにWindows 10のバージョンを固定したい

重要なセキュリティ更新を含む品質更新プログラムを受け取るには、サポートされるWindows 10のバージョンを実行している必要があります。現時点では、これまでリリースされたWindows 10の3つのバージョン全てがサポート対象ですが、間もなく初期リリース(バージョン1507)のサポートが終了します。

しかし、場合によっては、サポート対象か否かに関係なく、特定のバージョンのWindows 10の環境を維持したいということがあるでしょう。例えば、アプリケーションのテストや互換性確認、トラブルシューティング、以前の動作仕様の確認などの目的のためにです。

前述のように、CBBやWindows Update for Businessで機能更新プログラムを延期したとしても、Microsoft Updateから更新プログラムを受信している限り(Windows Server Update Servicesなどで対象の更新プログラムをコントロールしていない限り)、いつかは機能更新プログラムによって新しいバージョンにアップグレードされます。機能更新プログラムを永久にブロックするには、公開されている「Show or hide updates」ツールの「Hide updates」機能を利用できます。

・コンピューターの問題の防止とトラブルシューティング:Show or hide updates(wushowhide.diagcab)

Windows Updateによって機能更新プログラムが検出、ダウンロードされる前に、このツールを実行して機能更新プログラムのダウンロードを事前にブロックできれば、それでOKです。しかし、機能更新プログラムが既にインストール対象として検出され、ダウンロードが始まってしまった場合は、ブロックするのは容易ではありません。「Show or hide updates」ツールでブロックしたとしても、既に検出されてしまったものは、引き続き試行されるでしょう。

既に検出されてしまった機能更新プログラムがインストールされないようにブロックするには、次の手順で操作します。

「設定」の「更新とセキュリティ」から「Windows Update」を開き、既に機能更新プログラムのダウンロードやインストールの準備が始まっている場合は、コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドラインを実行して、Windows Updateを強制的に停止します。うまく停止できない場合は、ネットワークを切断した状態でコンピュータを再起動するとよいでしょう。

net stop wuauserv
(またはnet stop "Windows Update")


「設定」の「更新とセキュリティ」から「Windows Update」を開き、Windows Updateが動作していないことを確認したら、「Show or hide updates」ツール(wushowhide.diagcab)を実行して、「Hide updates」を選択し、ブロックしたい機能更新プログラムを非表示にします。

機能更新プログラムを非表示にしたら、既に検出されてしまった更新プログラムをクリアするために、「C:\Windows\SoftwareDistribution」をリフレッシュします。それには、コマンドプロンプトを管理者として開いて、次のコマンドラインを実行します。

net stop wuauserv(またはnet stop "Windows Update")
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old(「アクセスが拒否されました」で失敗したら、net stopから再実行)
rd C:\Windows\SoftwareDistribution.old /S
shutdown /r /t 0




コンピュータを再起動後、Windows Updateを実行して、機能更新プログラムが検出されないことを確認します。なお、Windows 10のWindows Updateはいろいろと評価が分かれますが(多くは悪い方に)、累積的な更新プログラムが基本になっている点は多いに評価できると思っています。

Windows 10初期リリースの新規インストール後の初回(機能更新プログラムはブロック)のWindows Updateですが、最新の累積的な更新プログラムと、2つのセキュリティ更新プログラムの実質3つの更新プログラムだけで、最新のビルド(10240.17319)に更新できるのです。以前のバージョンのWindowsなら、サービスパック(SP)やInternet Explorerの新しいバージョン、そしてSP以降の膨大な数の更新プログラムをインストールするのに、果てしない時間を費やす必要がありました。

筆者はこの方法で、Windows 10初期リリースからWindows 10 November UpdateまたはWindows 10 Anniversary Updateへのアップグレード、およびWindows 10 November UpdateからWindows 10 Anniversary Updateへのアップグレードをブロックすることができました。

Windows 10 Creators Updateがリリースされた後は、Windows 10 Creators Updateの機能更新プログラムをブロックする必要もあります。現在のWindows 10バージョンでCBBに設定しておけば、Windows 10 Creators UpdateがCBB向けにリリースされるまでは「Show or hide updates」ツールを単純に実行するだけで、Windows 10 Creators Updateへのアップグレードを永久にブロックできるはずです。

●Windows 10初期リリースのリビジョン番号を確認するには?

ところで、Windows 10 November Update以降は「設定」の「システム」にある「バージョン情報」や「winver.exe」の出力に、「バージョン」(年月の形式、例:1511、1607)と「OSビルド」(ビルド番号.リビジョン番号の形式、例:10586.839、14393.969)が表示されるようになっています。これらの情報は、Windows 10初期リリースのUIには表示されません。Windows 10初期リリースの「winver.exe」は、バージョン情報として「バージョン10.0(ビルド10240)」を示します。

Windows 10初期リリースで、リビジョン番号までの詳細なバージョン情報を取得するには、レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion」の「CurrentBuild」と「UBR」の値を参照します。Windows 10 November Update以降の「winver.exe」はこれらの値を参照しており、Windows 10初期リリースにも存在します。

また、同様の情報は、「BuildLabEx」の値の文字列のプレフィックスから判断することもできます。ただし、「BuildLabEx」の値は常に正しいわけではないようなので注意してください。

 

 

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「Windows 10」最新プレビュー、ストア以外からのアプリを拒否する選択が可能に

Microsoftは米国時間2月28日、「Windows 10 Creators Update」の最新テストビルド「Build 15046」を「Fast Ring」のPCテスター向けにリリースした。MicrosoftはWindows 10 Creators Updateのメインストリームユーザーへの提供を4月に開始する予定で、テストは最終段階に入っている。

Creators UpdateのユーザーはWindowsのストアのアプリのみインストールを許可するオプション、ストア以外からのアプリのインストール時に警告を表示する(ただし、インストールは許可する)オプション、または、あらゆる場所からのアプリのインストールを許可するオプションを選択できるようになる見込み。これはオプトイン機能だ。

 

15046では、「Windows Defender Security Center」の新しい通知アイコンも追加されており、ユーザーは自分の保護状態をより簡単に確認したり、このアプリにアクセスしたりできる。さらに、Microsoftはアプリやファイル、「Microsoft Edge」のウェブサイトをプロアクティブにユーザーに表示するようになった(この機能を利用できるのは、米国のテスターのみ)。これまでは、Edgeのウェブサイトが「Action Center」に表示されるだけだった。この機能の狙いは、ユーザーが「Cortana」で中断した作業をより簡単に再開できるようにすることだ。

このビルドには、色やアイコンの変更も含まれている。

いつものように、15046に関するMicrosoftのブログ記事に、この新ビルドに含まれるフィックスや既知の問題の完全なリストが掲載されている。

 

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〈新入学あるある〉Office搭載PCを買ってはいけない!

入学シーズン。電器店の店頭に出向くと、ノートパソコン売り場には、親御さんや友達と一緒に、ノートパソコン選びをしている学生さんの姿をよく見かけます。

製品のデザイン、スペック、予算、などなど、みなさん真剣な表情で品定め…

そして、もう一つ悩ましいのが「Office」(マイクロソフト社のWordやExcelといったソフトウェア群)を搭載しているか否か。

論文の提出は「Word」と指定されていたり、表計算ソフトも必須の大学生活。

ソフトは不可欠ですが、比較的お手軽な「Office Personal 2016」を加えても、価格が2万円程度アップ。特に、何かと物入りな新入学時期には痛い出費で、何とか節約したいもの…

結論! 取り敢えず「Office」非搭載モデルを選ぶ!

パソコンやソフトに詳しくないなら、取り敢えず、「Office」非搭載モデルを選ぶのが賢明です。

その理由は以下の3つ!

1)大学で包括でランセンス契約を行い、学生は在学期間中、無償で「Office」を利用できるケースが増えている!

無償で利用できる場合、入学時の案内資料などで説明があります。出費を抑えられますので、見逃さないように!

2)無料で利用できるワープロソフトや表計算ソフトもある!

レポートや論文の提出時に指定される「Word」(ワープロソフト)や、何かと使用頻度の高い「Excel」(表計算)ソフトですが、Apacheなら、無償で同様の機能を利用できます。

厳密には異なるものですが、「Word」や「Excel」方式でファイルを保存することができ、出費を抑えたい方には強い味方です。

3)「Office」は後からでも購入可能!

「Office」が必要になったら、いつでもダウンロード購入が可能で、手間も時間も掛かりません。

はじめてワープロや表計算ソフトを使う方なら、無料の「Open Office」よりも、マイクロソフト社の「Office」を選ぶのが良いでしょう。取扱説明書よりも分かり易い参考書がたくさん出版されていますし、雑誌で「使い方」や「便利技」の特集をしていることが多く、基本操作をスムーズに習得できるはずです。

 

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Windows 10 Creators Updateの配信は“まもなく” ~Microsoftが「KB3150513」を公開

米Microsoft Corporationは16日(日本時間)、Windows向けの更新プログラム「KB3150513」を公開した。現在、“Windows Update”を介して入手可能。

本更新プログラムは、システムで実行される互換性診断の定義を最新に更新するもの。「Windows 10 バージョン 1607」の場合、3月の累積的な更新プログラムを適用した環境にのみ配信される。

本更新プログラムを適用すると「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]画面に“お待たせしました!まもなく Windows 10 Creators Update をお使いいただけます。”という表示が現れる。また、その下のリンクからは“Windows 10 Creators Update が間もなくリリース”というドキュメントへアクセスすることが可能。“Windows 10 Creators Update”の配信の準備が整ったことをうかがわせる。

 

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Windows 10 Insider Preview最新ビルドが公開、評価版透かしが消え開発は最終段階に

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米Microsoft Corporationは24日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 15042とモバイル版「Windows 10 Insider Preview」Build 15043を、“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。PC版ではデスクトップ右下にある評価版を示すウォーターマーク(透かし)が削除されており、次期メジャーアップデート“Windows 10 Creators Update”へ向けた準備が最終段階に入っていることをうかがわせる。


Windows 10 Creators Update”への機能追加はほぼ完了したようで、本ビルドは既知の不具合修正がメインとなっている。新しい機能としては、“OOBE(初回利用時の初期化処理)”プロセスのパーソナルアシスタント“コルタナ”に新しいアニメーションが追加されたほか、「Microsoft Edge」で「Adobe Flash Player」をブロックする機能が初期状態で有効化された。Flashコンテンツがブロックされると、URLバーにそれを伝える“パズル”アイコンとフライアウトが現れる。Flashコンテンツを有効化したい場合は、アイコンをクリックすればよい。

また、「Microsoft Edge」の電子書籍リーダー機能も強化。ローカルのEPUB書籍を開いたときのアイコンが汎用アイコンから“本”アイコンへ変更されたほか、読み上げ機能中にページを切り替えた場合に新しい場所へジャンプする機能が追加された。また、読み上げ機能の設定を変更するとそれが保持され、他の本を開いた場合に適用されるようになった。

 

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2017年2月のWindows 10定例セキュリティパッチが配信されない理由

Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」は、今春の配信に向けて準備が進んでいる。この影響によって、MicrosoftのOSアップデートに関するスケジュールで若干のイレギュラーが発生しており、PC管理者を中心に話題になっている。



●2月のWindows 10定例セキュリティパッチは3月に延期

米国時間で毎月第2火曜日はMicrosoftの月例セキュリティパッチが配信される日だが、珍しく2月14日(日本時間で2月15日)はパッチの配信が見送られた。

同社によれば、配信直前に一部顧客に問題を引き起こす欠陥が見つかり、配信期限までに解決できなかったため、提供を延期したという。もろもろの問題を考慮のうえで2月中のパッチ提供は中止し、同月分のアップデートは全て3月14日(日本時間で3月15日)に予定されている月例セキュリティパッチとして配信する予定だ。

月例でのパッチ配信を開始して以降、パッチの提供自体を中止するのは初めてのケースとみられる。配信を強行してトラブルを引き起こすよりも、提供を中断して様子を見たほうが多くのユーザーにとってメリットになる可能性が高いが、一方で既知の脆弱(ぜいじゃく)性への対処が1カ月以上遅れることとなり、その点での不安はある。

ちなみに、Microsoftは過去3カ月ほどの期間を除けば、旧Windows(7/8.1など)向けにInternet Explorer 11のセキュリティアップデートを別途行っており、今回の措置で影響は受けないとみられる。

●初代Windows 10のサポートは2カ月延期に

今回の話題と直接関係はないだろうが、MicrosoftはOSサポート期限に関するイレギュラーな施策も行った。2017年3月26日にWindows 10初代バージョン(1507)向けの各種アップデート配信を終了すると告知していたのだが、この期間を5月に延期したのだ。

5月のいつのタイミングかを明示していないうえ、その理由は不明だが、何らかの問題または一部顧客からの要請があったのだろう。



業務用途を中心に、いまだユーザー数の多いWindows 7。2020年1月の延長サポート終了までには約3年の猶予があるが、先進国を中心にWindows 10のシェアは着実に伸びている状況だ。それを象徴するような現象が一部で話題になっているので取り上げたい。


●米国や欧米でWindows 7のシェアを上回るWindows 10

それは、米国でWindows 10のOSシェアがついにWindows 7を逆転したというトピックだ。StatCounterによる2016年12月のデスクトップOSシェア集計によると、Windows 10が31.44%で、Windows 7の31.04%をわずかだが上回った。

StatCounterは後述のNetMarketShareと合わせて、OSやWebブラウザの利用シェアを知るうえで有力な参考データとして知られる。ただし、両サイトは集計方法などの違いからシェアに乖離(かいり)が出やすい点はあらかじめお断りしておく。

こうした傾向は米国に限らず、先進国を中心に一部地域で当てはまる。

英国では、2016年6月時点で既に両OSの逆転現象が発生していた。2016年7月29日にWindows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードキャンペーンが終了し、終了直前まで移行ラッシュが続いたことは記憶に新しい。英国におけるWindows 10への移行は順調に進んでおり、そう遠くない時期にデスクトップOSシェアの5~6割を占めることになるだろう。

これとほぼ似たような推移をたどっているのがオーストラリアだ。調べてみるとニュージーランドもほぼ同じ遷移となっており、2016年6月が転換点だったことが分かる。

また多少の乖離はあるもの、フランスなど欧州の各国も英国に似たシェア推移を描いており、やはり無料アップグレードキャンペーン終了時期が1つの目安となっている。

ただ、IT投資には比較的保守的といわれるドイツでは移行に時間がかかっているようで、米国同様に2016年12月に初めて両OSのシェアが逆転している。

なお、StatCounterのシェアはユーザーのPC利用状況によってかなりの変動があり、必ずしもシェアの集計結果が安定しない。例えばアイルランドでは英国同様に2016年6月に両OSのシェアが逆転したものの、そこからわずか数カ月で再逆転している(つまりWindows 7のシェアが再びWindows 10を抜いた)。

とはいえ、地域ごとにシェアの推移に特色があるのは興味深い。

●日本でのシェアは小差ながら逆転には至らず

それでは日本のデスクトップOSシェアはどうだろうか。推移としては米国に似ているものの、まだWindows 10とWindows 7のシェアは逆転していない。しかし両OSのシェアが小差になってから半年近くが経過しており、2~3カ月のうちに逆転する可能性が高いと言える。

直近でMicrosoftが仕掛けるイベントとしては、Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」が2017年3月末ごろまでにリリースされる見通しだ。また、AR/VR向けの新プラットフォーム「Windows Holographic」などWindows 10の利用を前提とした新しい仕組みも整備されつつある。レガシーな資産にこだわりがない限り、Windows 10の利用メリットは今後も高まっていく。

課題とみられていたゲーム用途でもWindows 10のシェアは伸びており、ゲーム配信プラットフォームのSteamにおけるOSシェアは、2016年12月にWindows 10が50%を超えてトップとなり、3割強のWindows 7を引き離している状況だ。

●ワールドワイドではまだまだWindows 7のシェアが高い

このようにWindows 10とWindows 7のシェア逆転は少なくない地域でみられる一方で、StatCounterによる世界全体での集計結果は2016年12月時点でWindows 7が40.23%、Windows 10が27.15%と大きく開いている。同様に、NetMarketShareによる2016年12月の集計結果でもWindows 7が48.34%、Windows 10が24.36%とやはり倍近い差がある。

この違いはどこで生まれているのか。その答えはStatCounterで中国のシェアを調べればすぐに分かる。同国ではWindows 7のシェアがいまだ5割近くあり、なんとサポートがとっくに終わったWindows XPのシェアも2割近いのだ。Windows 10も伸びており、2016年12月にはWindows XPを抜いてシェア2位となったものの、他の地域とはトレンドが大きく異なる。

全体的な国の数やユーザーの数としては、前述のような先進国よりも新興国の方が多く、それらは中国に近いシェアの推移だと推察される。